「賃貸はお金がもったいない」。そう思っていませんか?
実は、私は主人にこの言葉を何度も言われてきました。それでもわが家は22年賃貸に住み、いまも賃貸です。家を買おうとしたことは何度もあるのに、です。
この記事では、50代主婦の私が賃貸を選び続けた理由を正直に書きます。
- 家を買いかけて、やめた話
- 私が賃貸を選んだいちばんの理由
- 50代のいま考えている、これからの住まい
どちらが正解という話ではありません。「こういう家もあるんだ」と読んでもらえたら嬉しいです。
家を買おうとした日も、ありました
結婚したころ、家を建てたい気持ちは正直ありませんでした。共働きで、家計は別々。家賃や光熱費は主人、食費は私という分担で、お互い自由にお金を使っていました。
いま思えば、このころに貯金をしてこなかったことが、あとあと効いてきます。
子どもが少し大きくなったころ、初めて「家、買おうかな」と思い立ちました。最初に行ったのは分譲マンションの説明会です。
マンション自体はとても良かったんです。でも、場所が交通量のかなり多いところでした。「ここで子どもたちを歩かせるのは危ないな」と考えて、やめました。
ちなみにその後、営業の電話が何度もかかってきました。説明会に行くと連絡先は伝わるので、これから行く方は心づもりをしておいてください。
新築も中古も、何軒も見ました
そのころ、同じ賃貸にお住まいの方と仲良くなりました。その方も家を探していて、一緒に物件を見て回るようになったんです。
その方は住みたい場所の条件をよく考えていて、何軒か見たあと、納得のいく家を購入されました。近くで見ていて「決められる人は、軸がはっきりしているんだな」と感じたのを覚えています。
一方の私は、中古より新築に気持ちが傾いていました。買おうと思った新築物件もあったのですが、信頼できる知り合いからその会社のよくない評判を聞いて、見送ることにしました。
人気エリアに出た築浅の中古も見に行きました。ところが、壁に横方向のひびが入っていたんです。それでも場所が良くて迷っているうちに、別の方に決まってしまいました。
当時はがっかりしましたが、いまは「縁がなかったんだ」と思っています。築浅なのに壁にひびが入っている家は、冷静に考えれば気になるサインでした。迷ったら、立地の良さより建物の状態を優先する。これは何軒も見て学んだことです。
決め手は「住みたい土地がなかった」こと
その後、地元に戻ることになりました。今度こそはと周辺でかなり探したのですが、何度足を運んでも「ここに住みたい」と思える土地に出会えませんでした。
主人は何度も言いました。「賃貸はもったいない」「自分の物にならない」と。
その通りだと分かっているんです。でも、心が動かない土地に何十年ものローンは組めませんでした。結局そのまま、22年間同じ賃貸に住みました。
持ち家か賃貸かの損得は、よく比較されます。ただ、わが家の場合は損得の前に「買いたい場所がない」という、もっと手前の問題だったんです。
住む街をどう選んだかは、こちらの記事に書いています。
→ 住みたい街にどうしたら住めるか?家族で何度も会議を重ねてたどり着いた答えは….
賃貸を選んで、お金の面はどうだったか
正直に書くと、22年の間、家を買うためのお金を貯めることはしてきませんでした。
家を買うには頭金がいります。ローンを組めば、長い返済が続きます。50代になったいま思うのは、年齢が上がるほどローンは重くなるということです。わが家は「買うなら貯めてから一括で」という考えに落ち着きました。
一方で、賃貸には賃貸の良さもあると実感しています。
- 好きな場所に住める。合わなければ引っ越せる
- ご近所トラブルがあっても、動ける
- 建物の修繕や設備の心配は大家さん側
特に「動ける」は大きいです。もし家を買っていて、隣に困った方が越してきたら。そう考えると、簡単には引っ越せない持ち家は、わが家には合わなかったと思います。
実際、わが家は22年住んだあとに住み替えて、いまの新築賃貸に引っ越しました。その一部始終はこちらにまとめています。
これからの住まい、いま考えていること
この先どうなるかは分かりません。ただ、いまは老後に向けてお金を貯めて、一括で買える物件を考えているところです。
現実的なのは中古。でも、新築も捨てがたいなぁというのが本音です。新築賃貸に住んでみて、新しい設備の快適さを知ってしまったので(笑)。
50代からでも、住まいの選択はまだ続きます。焦らず、今度こそ「住みたい」と思える場所に出会えたら、そのときに決めようと思っています。
まとめ
わが家が22年賃貸を選び続けた理由をまとめます。
- いちばんの理由は「住みたい」と思える土地に出会えなかったこと
- 買いかけた物件は、立地の危うさや建物の状態で見送った
- 貯金をしてこなかった家計では、ローンより「貯めて一括」が現実的だった
- 隣人トラブルでも動ける身軽さは、賃貸の大きな利点だった
持ち家か賃貸かに、みんな共通の正解はないと思います。わが家のように「住みたい土地があるか」から考えるのも、ひとつのやり方ですよ。
いま住んでいる新築賃貸のリアルな感想はこちらです。


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