新築の賃貸なら、設備は全部ピカピカで快適。そう思っていませんか?
実は、住んでみると「これは感動」という設備と、「どうしてこうなった…」と困る設備の両方があるんです。わが家は22年住んだ賃貸2DKからシャーメゾンの新築に住み替えて数ヶ月。毎日使うからこそ分かったことがたくさんありました。
この記事では、50代主婦のリアルな実感として次の3つをお伝えします。
- 住んでみて感動した設備
- 困った設備と、わが家の対処法
- 内見のときに見ておくとよいポイント
総合的な住み心地は別の記事にまとめているので、この記事は「設備の各論」です。
地味に感動した設備
① トイレットペーパーホルダーが2連・棒は固定式
いちばん感動したのは、意外にもトイレでした。
前のアパートのホルダーは、棒を抜いてペーパーを入れる昔ながらのタイプ。交換のたびに棒がすっ飛んでいく、あのプチストレスです。
新居のホルダーは2連で、棒が固定されていて外れないタイプ。抜き差しの手間がなく、新しいペーパーをスッと押し込むだけで交換が終わります。しかも2個セットできるので、「切れた!」と焦ることがなくなりました。
小さなことですが、毎日のことなのでストレスゼロの効果は大きいですよ。
② キッチンの引き出し式収納
キッチンの収納は、扉を開けて奥をのぞき込む「開き戸」ではなく、引き出し式です。
上からひと目で全部見えるので、鍋やフライパンを奥から掘り出す作業がなくなりました。22年前のキッチンとは別世界です。
ただし収納の量そのものは多くありません。この話は後半の「困った」側でお話しします。
困った設備と、わが家の対処法
一方で、住んでみて初めて分かった「困った」もあります。新築でも、こういうことはあるんです。
① 台所の窓が開けられない
台所の窓は、レバーをぐるぐる回して開けるタイプでした。上と横にストッパーが付いています。
ところが、私も主人も開けられませんでした。力の入れ方にコツがいるようで、何度やってもビクともしません。試しに子どもにやってもらったら、一発で開きました(笑)。
以来、わが家では「開かずの窓」として封印しています。換気はレンジフードで足りているので、実害は思ったより少ないです。
② 台所の窓にカーテンレールがない
同じ窓でもうひとつ。台所の窓にはカーテンレールがなく、すりガラスでもないので、夜は外から丸見えでした。
気づいた日は、落ち着いて夕飯の支度もできませんでした。わが家の応急処置の変遷はこうです。
- 子どもの洋服をかけて目隠し
- 100円ショップの紫外線防止シート(貼るタイプ)を購入
- 裏の説明を読んだら「賃貸は貼らないで」の注意書きを発見
- 養生テープで仮止め(現在もこのまま)
ここで注意してほしいのは、貼るタイプのシートは賃貸NGの商品があることです。買う前に、パッケージの裏を必ず読んでください。
いまは、マグネットで留める「貼らないタイプ」の目隠しシートも売っています。賃貸で使うなら、こういう貼らずに設置できるものを選ぶと安心です。
カーテンで対応する場合も、台所の小窓に合う幅の短いものはなかなか売っていません。わが家は突っ張り棒に普通のカーテンを折り曲げてかけ、夜の光漏れを防いでいます。
わが家のように突っ張り棒で対応するなら、カーテンレール代わりに使える強力タイプが安心です。
③ 洗面所の扉は「そーっと」閉めるのにコツがいる
洗面所の扉は、上のレールから吊り下げるスライド式の引き戸です。床にレールがないので掃除は楽なのですが、閉め方にコツがいります。
勢いよく閉めるとレールからわずかにずれて、鍵がかからないことがあるんです。そーっと最後まで引くのがわが家のルールになりました。
トイレの扉も吊り下げ式ですが、こちらはスライドドアではないタイプ。閉めるのに苦労するのは洗面所だけです。
吊り下げ式はコストが安い分、強い力が加わると壊れやすいとも聞きました。小さなお子さんがいるご家庭は、扉を蹴ったりぶら下がったりしないよう気をつけてあげてください。
④ フローリングの保護マットで部屋が埃っぽくなった
フローリングの傷が怖くて、ビニール製の厚手マットを敷きました。ところが、このマットが埃を吸着するんです。
空気清浄機のフィルターの汚れが、目に見えて早くなりました。傷は防げても、掃除の手間が増えては本末転倒ですよね。
正しいやり方としては、部屋全面に敷き詰めるのではなく、家具の脚の下など必要な場所だけに絞るのがおすすめです。
⑤ 収納はクローゼットのみ。2LDKに4人は正直狭い
新居の収納はクローゼットだけで、押し入れはありません。使ってみて分かりましたが、収納力は押し入れのほうが上です。
引っ越しのときにかなり物を捨てたのに、それでもまだ片付きません。2LDKに大人4人は、収納の面では正直狭いです。
ただ、意外な気づきもありました。前の家では、収納に余裕があるとあるだけ不要品を置いてしまっていたんです。余裕がないのは、物を増やさないブレーキとしてはそれで良かったのかもしれません。
紙の説明書がない設備たち
もうひとつ、新築ならではの戸惑いがあります。トイレ・衣類乾燥機・食器乾燥機などの設備に、紙の説明書が付いていないんです。
本体のQRコードをスマホで読み込んで、ネット上の説明書を見る方式でした。QRコードがないものは、型番で自分で検索します。
スマホに慣れていれば問題ありませんが、紙の説明書で育った世代には最初は戸惑いますよ。この「IT前提の暮らし」については、別の記事に詳しくまとめています。
→ 50代がスマート賃貸に住んで実感したこと。ITが苦手でも大丈夫?
内見のとき、ここを見ておくと安心
わが家の経験から、内見のときに確認しておくとよいポイントを挙げます。
- 窓の開閉方式を実際に自分の手で試す(レバー式は開けられるか)
- カーテンレールの有無を全部の窓で確認する(小窓は特に)
- 収納の量と形(クローゼットか押し入れか)を今の荷物量と比べる
- 扉のタイプ(吊り下げ式か)と鍵のかかり方を試す
設備は写真では分かりません。実際に触って、開けて、閉めてみてください。内見の流れは別記事にまとめています。
→ シャーメゾンの内覧から入居までの流れ。傷の写真だけは絶対に撮ってください
まとめ
シャーメゾン新築の設備を、便利と不便の両面からお伝えしました。
- トイレの2連ホルダーと引き出し式キッチンは毎日の小さな感動
- 台所の窓は「開けられない+丸見え」の二重苦。突っ張り棒と目隠しで対処
- 貼るタイプのシートは賃貸NGの商品があるので裏面を必ず確認
- 収納はクローゼットのみ。内見で今の荷物量と見比べておく
新築でも「全部快適」ではありません。でも、困りごとは工夫でだいたい何とかなります。これから内見に行く方は、今日挙げたポイントを見るだけで入居後の「こんなはずでは」がぐっと減るはずですよ。
照明や排水溝など、設備の個別の困りごとはこちらの記事もどうぞ。


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